AWSの新サービスElastic Beanstalk Multi-Container Dockerを試してみる

kaoru · 2018.08.10

AWS新サービスを試してみる

AWSの新サービス(2018年時点)Elastic Beanstalk Multi-Container Dockerとは、DockerとAWSのElastic Beanstalkを連携して高機能なWEB環境を簡単に構築できるサービスのこと。Dockerは、コンテナという概念の仮想環境で、OSに依存せず、気軽に作成したり消したりすることができる。docker-compose.ymlという定義書ファイル一つで、WEB環境をコントールできる。


その前に

— WEBの基本

01. WEBサービスとは

World Wide Web(ワールド・ワイド・ウェブ、略名:WWW)。インターネット上で提供されているハイパーテキストシステム。ウェブブラウザを介してウェブサーバーにある情報を閲覧できるもの。

日本のインターネット普及率は85%(総務省HPより)、日本の人口1億2600万人のうち、1億人くらいがその対象ユーザーとなる。そのユーザーへ、WEBサービスとして提供することができる。

02. WEB環境

WEB環境は、WEBサービスを提供するための基盤であり、4階層で構成されている。

フロントエンド層は、HTML(文書を構造化するタグ)、CSS(見た目をいい感じにする)、JacaScript(動きを付ける)などブラウザ上で表現するもの。

アプリケーション層は、サーバー側で動くもの。

ミドルウェア層とインフラ層は、ベースとなるWEB環境のこと。

03. ミドルウェア

WEBサービスは、この3つの構造(WEBサーバー|APサーバー|DBサーバー)で提供される。

Dockerを利用する前までは、クラウド(EC2など)やVPSなどは、インフラの環境やバージョンに依存し、トラブルも発生しやすく、環境構築は容易ではなかった。

Dockerが解決

04. Elastic Beanstalkとは

AWSのサービス。かなりの専門知識を必要とするインフラ構築のところを自動で作成してくれるもの。

構築できた環境

以下の構成のような、高機能なサーバー環境を、設定ファイル一つで管理できる。さらに、CodeCommitというファイル管理機能(使い方はGitと同じ)と連携すれば、いつもどおりコード変更をローカルからコミット→プッシュで、デプロイが自動で行われる。

さいごに

今回の記事は、宜野湾のGWAVEで行われたJAWS-UG沖縄のイベントで「AWSの新サービスを試してみました」というノリで、発表させていただいたもの。終わった後は、北谷のビーチでBBQ交流会が開催された。AWSのことを語り合う、ここでしか出来ないことを満喫してきた。

Image Description

この記事を書いたひと:kaoru

ぬるま湯に浸かる人生を嫌い日々黒い画面に向き合う。
ルーティンワークに弱いが、クライアントの悩みを解決するテクノロジーには真っ向立ち向かう。
日が出ている時間に飲むことに憧れる。

All author posts

Note|おすすめ記事

2017.09.05

Docker ComposeでWordPress環境を作る

  Dockerについて WEB環境をつくる・消す・移動するを簡単に行うことができる。仮想サーバのようで、仮想サーバではなく、仮想サーバ上のOSが必要とするメモリやディスクリソースを必要としないため、軽量。手順をコード化 […]