試料分析管理システム

分析業務を効率化

kaoru · 2024.09.29

分析業務の効率化をサポート

受付から報告書納品までの分析業務の一連の流れを、より正確かつスムーズに進めるために、「分析業務管理システム」を構築・導入しました。
本システムは社内ネットワーク上で安全に運用され、受付から証明書の納品までを一元管理。業務の見える化と効率化を実現しています。

導入の背景と改善のプロセス

試料分析業務に特化したこの業務システムは、単なるツール導入ではなく、実際の業務に即した運用を目指して改善を重ねながら少しずつ形にしてきた仕組みです。

現場の声を参考に、実務に即した形に

業務現場では、多様な依頼内容や試験種別、納品形態に対応する必要があり、業務の流れも担当者ごとに細かく分かれていました。そのため、既存の業務やこれまでの運用方法をもとに、現場で無理なく活用できる仕組みを意識して構築しました。
実際の運用を重ねる中で改善を加えながら、徐々に現場の使い勝手にもなじむ形となっています。

プロトタイプは2回、抜本的に見直し

当初のプロトタイプは、実務の流れに合わず、再設計を決断。
「業務の実態に合わせること」を最優先に、2度目のプロトタイプではUI・操作導線・画面構成を大幅に見直しました。
現場メンバーに実際に触れてもらいながら調整を行い、現場にとって“使えるツール”へと進化させました。

報告書作成はExcel出力で柔軟に対応

当初は、報告書や証明書の作成までをシステム上で完結させることを目指していましたが、現場ではテンプレートの仕様変更が頻繁にあるため、固定レイアウトでの対応は困難という判断に至りました。
そのため、分析結果をExcel形式で出力し、報告書の整形は依頼先側でのマクロ活用によってご対応いただく形に切り替えとなりました。
業務の核となるデータ部分をシステムで一元管理しつつ、帳票作成は柔軟な運用が可能となり、現場で無理のないワークフローが実現しています。

業務に沿った一連の流れを一元管理

1. 受付管理:依頼内容の登録・進捗状況の可視化

2. 審査:試料情報と測定結果の内容を確認

3. 試験・分析管理:試料情報や測定結果の入力

4. Excel出力:分析データをExcel形式で出力

5. 納品管理:納期をカレンダーで把握

「現場のためのシステム」を、現場と共に

本システムは、調査業務のプロフェッショナルの経験と、現場での実用性を重視した開発の工夫を組み合わせて生まれた業務基盤です。

主なシステム機能

01. ホーム画面

ログイン後のトップページでは、自分が担当する受付や最新のお知らせが一覧で確認できます。案件のステータスも色分けされており、進捗状況がすぐに把握できます。

02. 受付管理

「受付一覧」では、受付日・依頼先・試料数・納品日など、案件ごとの詳細情報を一覧で確認可能。試験ごとの進捗や分析完了日、納品状況もひと目でチェックできるため、業務の抜け漏れを防ぎます。

03. スケジュール管理

報告件数や納期がカレンダー形式で可視化されるため、日ごとの業務量の把握や、納期遅延の防止にもつながります。

04. 試験・分析

試験者が試料情報や依頼内容を確認した上で、分析結果を入力することができます。
アスベストの種類や発じん性、推定含有率など、必要項目をプルダウン形式で選択できるため、入力ミスを防ぎながら効率的な記録が可能です。
さらに、試験の途中で試料が追加された場合でも、枝番(例:A24-9-1 → A24-9-2)を付けて登録できるため、実務上の柔軟な対応が可能です。

権限管理とセキュリティの仕組み:

本システムでは、ユーザーごとに役割(例:受付、試験、審査、証明書作成、承認など)に応じたアクセス権限を設定しています。
これにより、業務に必要な画面や操作のみに限定され、誤操作や情報漏洩のリスクを抑えながら、業務分担の明確化と作業効率の向上が実現しています。

導入効果

業務ごとの役割に応じた画面・操作の制限

担当者は必要な情報と作業に集中

業務分担と承認フローの明確化

システム構成

本システムは、社内のローカルネットワーク環境でWEBサービスやバックアップ管理を行うシステム構成です。社内でのみ使用する前提の設定になっております。
バックアップは、cronにより1時間おきに自動実行され、日付ごとのフォルダに保存されます。

クライアント
株式会社南西環境研究所
実施年
2024年
業務内容
調査 / 分析
Business results

Works

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